恩師と・・・・ [ビジネス]
久々の声だった。
お~おまえかぁ、昨日は家に電話くれたんだっけなぁ~ どうしたぁ?
その声は20年前と全くといっていいほど変わらなかった。
自分は、挨拶も適当に、ともかく今、切羽詰まった仕事上の問題の助けを自身の大学時代の恩師に求めた。
広範囲にわたる金属素材 表面の非破壊式での分析手法である
・・・・そりゃぁ・・・ムリだわ・・・
・・・・そうですかぁ でも、時間がないんです、なんとか、したいんですよ
そりゃそうだけど、そんな判断で、市場はもっと困るんじゃないか?・・・・・
ほんの数分の説明で、全てが読み取られ、一番厳しいところを突かれた
・・・もっともである
・・・・・ふと、研究室のインスタントコーヒーと男臭さそして薬物倉庫からでる防腐剤が入り混じった匂い、
アイドルのポスターとモノラルラジオの音が、記憶によみがえった・・・・
東京 という距離、をもってして話したのに、今さっき・そこで・20年前の自分と教授が話していたぐらいに、
何か強烈な か・い・わ がそこにあった
・・・・・まだまだ学ぶ事は、たくさん・・・・・
戻ることも、必要。 そんな事もあるんだよね。きっと。
大きく受話器に会釈をして、静かに、電話をきった
2006-01-20 00:40
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0